● 仙台ビジネス地区の6月時点の平均空室率は6.15％、前月比0.24ポイント上げました。6月は拡張に伴う成約が多く見られたことや、解約の影響も少なかったものの、新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したことから、仙台ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1千2百坪増加しました。6月時点の平均賃料は9,473円、前月比0.38％（36円）上昇しました。● 6月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前地区は5.95％、前月比0.51ポイント上げました。既存ビルでは拡張移転や館内増床など、拡張傾向の成約の動きが活発に見られましたが、新規供給の影響があったことから、同空室率が上昇しました。一番町周辺地区は4.84％、前月比0.12ポイント上げました。他地区の新築ビルへの移転に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。県庁・市役所周辺地区は5.97％、前月比0.34ポイント上げました。他地区への移転や館内縮小など中小規模の解約の動きが見られたため、同空室率が上昇しました。駅東地区は8.88％、前月比0.07ポイント上げました。他地区への移転に伴う解約の影響により、同空室率が上昇しました。周辺オフィス地区は7.96％、前月比0.63ポイント下げました。成約の動きは中小規模に止まったものの、解約の影響がなかったため、同空室率が低下しました。