● 札幌ビジネス地区の6月時点の平均空室率は3.75％、前月比0.12ポイント下げました。6月は拡張移転や統合などに伴う大型成約が見られたことや、解約の動きが少なかったこともあり、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約6百坪減少しました。6月時点の平均賃料は45カ月ぶりにわずかに下がり、前月比0.05％（5円）下げた10,886円となりました。● 6月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は2.81％、前月比0.45ポイント下げました。統合や拡張に伴う他地区からの移転や館内増床などの成約の動きがあり、同空室率は12カ月ぶりの2％台に低下しました。駅前東西地区は2.11％、前月比0.01ポイント下げました。成約、解約ともに大きな動きがなく、同空室率は前月比ほぼ横ばいで推移しました。南1条以南地区は7.56％、前月比0.05ポイント上げました。縮小などに伴う小規模な解約の動きがあったことから、同空室率が小幅に上昇しました。創成川東・西11丁目近辺地区は3.44％、前月比0.02ポイント上げました。解約の影響は極めて少なかったものの、成約の動きが進まず、同空室率が小幅に上昇しました。北口地区は4.58％、前月比0.19ポイント下げました。拡張移転に伴う大型成約や分室開設などの小規模な成約が見られたため、同空室率が低下しました。