● 札幌ビジネス地区の7月時点の平均空室率は3.60％、前月比0.15ポイント下げました。7月は解約の影響が小規模に止まる中、新築ビルで大型成約の動きがあり、既存ビルでも郊外からの移転や館内増床、拡張移転などの成約が見られたため、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約7百坪減少しました。7月時点の平均賃料は前月比0.13％（14円）上げて、10,900円となりました。● 7月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。駅前通・大通公園地区は2.82％、前月比0.01ポイント上げました。解約の影響は少なかったものの、成約の動きが進まなかったため、同空室率は前月比ほぼ横ばいで推移しました。駅前東西地区は2.04％、前月比0.07ポイント下げました。拡張移転や新規開設など中小規模の成約が見られ、同空室率が低下しました。南1条以南地区は6.78％、前月比0.78ポイント下げました。新築ビルで他地区からの拡張移転に伴う大型成約があり、同空室率が低下しました。創成川東・西11丁目近辺地区は郊外からの移転などの成約が見られた一方で、小規模な解約の動きも出ていたことから、平均空室率は前月比横ばいの3.44％で推移しました。北口地区は4.55％、前月比0.03ポイント下げました。分室開設など小規模な成約の動きが見られたため、同空室率が小幅に低下しました。