● 福岡ビジネス地区の6月時点の平均空室率は5.50％、前月比0.19ポイント上げました。6月は拡張傾向の動きや新規開設、ビジネス地区外からの移転などに伴う成約が見られ、解約の影響も大きくはありませんでしたが、新築ビル2棟が募集面積を残して竣工したため、福岡ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約1千9百坪増加しました。6月時点の平均賃料は12,064円、前月比0.49％（59円）上昇しました。● 6月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。赤坂・大名地区は7.44％、前月比0.66ポイント下げました。他地区やビジネス地区外からの移転などで大型空室に成約が進んだため、同空室率が低下しました。天神地区は10.05％、前月比0.78ポイント上げました。大規模ビル1棟が2割弱の募集面積を残して竣工したこともあり、同空室率は2013年10月以来の10％台に上昇しました。博多駅前地区は2.77％、前月比0.42ポイント上げました。中小規模の成約があり、解約の動きも少なかったものの、新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したため、同空室率が上昇しました。博多駅東・駅南地区は4.17％、前月比0.19ポイント下げました。新規開設などによる中小規模の成約があり、同空室率が低下しました。